学校法人明照学園

ごめんなさい、が言えるよう(園だより2年11月号より)

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ごめんなさい、が言えるよう(園だより2年11月号より)

ごめんなさい、が言えるよう(園だより2年11月号より)

2025/11/12

 先月は、「ごめんなさい」を言える子に…という余韻を残して終わりました。こちらは「ありがとう」よりも一段難しい言葉です。しかし、「思い通りにならなかった時にどう対応するか?」という知恵は、「心の強さ」の中核とさえ思える大切なものです。正直に言えない=「嘘」と対比して論じますが、この「ごめんなさい」も子どもに持たせてあげたい言葉です。

 

嘘は嘘を呼ぶ

 「嘘つきは泥棒の始まり」というのは、今となっては昔の言葉かも知れませんが、人間についての一つの真理を述べていると感じます。仏教でも「不妄語ふもうご」と呼んで戒めています。

 実際、仏教において言葉に関する戒めは多く、「汚い言葉・二枚舌・嘘・おべんちゃら」がここに含まれています。

 嘘は言葉で始まりますから、ある意味簡単です。それを使うことは、仏様から戒められているのです。

 ただ私が見るに、嘘というのは「嘘の時間に応じて重くなっていく」という特徴があります。端的に言って「短い嘘ならそれだけダメージは小さい」のです。逆に、嘘をそのままにしておくと、嘘を上塗りすることになり、ついに泥棒に到る可能性さえある…悪事も育つのです。

 また、嘘をつくことは問題を増やします。そもそもあった問題だけでなく、「嘘の辻褄を合わせる」ことも必要になるのですから。

 

つい…への対応策二選

 そんなことで、「しまった!うまく行かなかった!」という時には、「なるべくすぐに始末をつける」というのが良い方向性です。具体的には色々考えられます。

 「あー失敗した」と認めることで事実と言葉を一致させる方法。「ええ、嘘でしょ?」「はい、嘘でした」とか「なんちゃって、実は違います」と嘘を終わらせる方法。

 そして素直に「ごめんなさい」と謝る方法。いずれも「問題を長引かせない」ことがポイントです。

 

大人として心得て欲しいこと

 私たち大人が「小さいことでもきちんと謝れる大人である」ことが子どもの言葉を育てると思って、ちゃんと子どもに対して謝る(シーンを見せる)ことを心がけなければならないと思います。

 もちろん、嘘をつかずに生きられたら最上ですが、「嘘をついたら一生の終わり」でもありません。その場合も「嘘をついてしまったら、なるべく早く始末をつける」というのが、正しい…そして心の健康につながると思うのです。

 「いつ見ていたの?」という位、子ども達は大人の行動を見ています。子どものよい行動があれば、それは「私の行動を見ているおかげね」と、密かに胸を張って良いのだと思います。次回はいよいよ「ノーを伝える」方法を。

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