学校法人明照学園
お問い合わせはこちら

台本を使う

台本を使う

2023/01/27

 年中組さんの「お遊戯会」での演し物は、劇がメインになります。子ども達1人1人に台本が渡されているのですが、これ一つでいろんな意味合いがあるようです。それを最初から予定していたのか、始めてみたら自然とそうなったのか、園長からは判然としない部分もあるのですが、とにかく色んな角度から見ることができるのです。

 まず第一には①「台詞を覚えるため」に使われます。最も基本的な役割ですね。お家に帰ってからも繰り返し読んで、園での練習に備えるという訳です。でも、その過程で②家族と一緒に物語を楽しむ、ことにもなり、③文字を読んでみる(読んでもらう)経験にもなります。②と合わせて「子どもの今の姿(どの位の字を読めるのか)を知る」ことにも繋がりますね。そして④練習で忘れてしまったらどうしよう?という不安への対応にもなります。更には⑤「もう台本無くても大丈夫」という段階の可視化、でもあります。「使わなくなること」自体に価値があるなんて、素晴らしい話ですね。
 こういった活動を通じて、子ども達の様々な発達や変化を多角的に見ることができると思います。そしてもうひとつ、⑥台詞以外の部分を子ども達と創りあげることにも繋がっていると感じました。具体的には歌の振り付けや台詞の時の動作です。物語の内容を理解するほどに動きもついていくと思いますが、「台本という土台があるから、子ども達の自由度や範囲も明確になる」ということですね。制限なしの自由というものが現実的でない以上、「今回の枠組みはこれね」を示している台本があることは、大きな意味を持っていると思います。

--------------------------------------------------------------------
明照幼稚園
住所: 東京都文京区小石川4-12-8
電話番号① : 03-3815-0166
電話番号② : 03-3811-1306


--------------------------------------------------------------------

当店でご利用いただける電子決済のご案内

下記よりお選びいただけます。