今日は「お買い物ごっこ」の２日目。１日目の結果をふまえて、いくつかの工夫点もあったようです。すぐ目に付くのは、自分たちのお店のカンバンを持って歩いている子…一石二鳥ですね。また、すでに「購買意欲を高めるため、他の学年の下見に行きました」というクラスもありました。子ども達がどうやったら一日を楽しく感じられるか、先生方もいろいろ考えてくれていますね。　確かに、子ども達にとって「商品そのもの」だけでなく、その売り場で得られる体験全体が楽しい物になるような工夫として、小道具の活用もあります。そのあたりは年長組さんが得意。さすがに何度も経験して、自分達なりの「コレが楽しい！」というのが明確なのでしょうね。廊下の装飾や受付などもそれにあたります。今回も「少し怖いです」「危ないので触らないで」など心遣いまで見られました。

　この行事の歴史を振り返ると、さまざまな変遷があります。最初期は「廃品を活用して行事をしましょう」でしたし、「子ども達が欲しくなる商品を目指しましょう」「数をしっかり管理して、全部が売り切れる喜びを体験させてあげたい」という時期もありました。その後は「企画から、子ども達が進めていきましょう」「物を売る、だけでなくとも良いのでは？」「同じ商品を揃えなくてもいいのでは？」「ブランドをどう扱う？」「１人の所持金をどうするか」などなど。いつまでも「決定版」とはならないのでしょうけれど（動的平衡状態？）、その過程がリアルなのだろうと思います。