今日はいっとき、随分と雨が降りました。一日中、園庭で遊ぶことはできませんでしたが、先生方は時間を見つけて「室内で体を動かせる遊びを」と考え、楽しく過ごすことができました。

　年少組はホールでリトミック。先生のピアノに合わせて体を動かします…というのは余りにも「そのまま」ですが、リズムや音に合わせて、歩いたり走ったり、止まったり倒れ込んだり…。「立ちましょう」もリトミックですが、大勢で一緒に行うと、単純な動きでもとても楽しいですね。その様子を見ていて思い出したのが「だるまさんがころんだ」です。シンプルに言えば「聞いて反応する」というルール。名前のある遊びとは「共通のルールを守ること」ですから、本質的には同じ楽しさがあるのでしょう。
　年中組は「床でオセロ」とでも呼ぶのでしょうか、「チームに分かれて白黒を取り合う（ひっくり返す）ゲーム」を行っていました。これも単純ではありますが、ずっと動き回り最後まで勝敗のわからないもの。チーム戦なので「誰のせい」もありません。終わった時には「数える」という要素もしっかり入っていました。
　いずれも、「みんなですると面白い」遊び。一人一人が思い思いに過ごす遊びもありますが、集団だからこそ楽しめるものを提供していました。様々な遊びにふれ、「あれ、面白かったね。またやろうよ」というネタが増えていくのと、ハサミを使って「あれ、面白かったね。またやろうよ」は本質的に同じだと思うのです。