本を見てみよう
2021/03/05
今日は「雛祭りの集い」でした。子ども達、勘が良いと言うべきか、最初に「雛祭り」と書いた紙を見せると、「ひなまつり!」と読むことができるのですね。紙に注目していること、集いの名前が書いてあること、そして何のために集まっているか理解していること、さらには園長が「ひっかけ問題を出さない」と信頼してくれている…ということが重なって、この行動が取れるのですね。もちろんニッコリ笑って「みんな、すごいね。園長先生が言わないのに分かるなんて、天才じゃなかろうか」と返します。そういう反応をもらうことで、「また同じ機会があったら、よく見て読んでみよう(そんな意識的にはしないでしょうが)」という種を撒いているつもりです。
さて学年ごとで説明の仕方が違うのはたいへん興味深いのですが、年長組では本を使って行事の紹介をしていました。行事の由来にしても、ひなあられや菱餅の色の意味にしても、しっかり書いてあるのですね。読めば納得するばかり。「形骸化」とは無知のことかも、と思います。
そうして、先生としては「本を読むと分かることがたくさんあるよ」と言いたいのでしょうね。実際、これからの「デジタル優位」の世の中では、「本を読む…力」のようなものが大切なのではないかと考えています。長文を読まなければ腹落ちしないことも、世の中にはあります。起きている物事には、ずっと長い背景があります。そういったことの理解力を高めるには、「本を読める」ことが必要だと思うのです。
どの学年にも通じる話です。
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