臨時休園が続いており、幼稚園では「それでも何とか、子どもたちのためになれることを」と考え、いろんなビデオとかイベントとか行わせていただいております。
　その中で、改めて「大変だな」と感じたことがあります。それは「著作権」です。日常、「おかえりまでの準備が早くできたから、絵本を一冊読もうねぇ」とか気軽に言って実行できていたことが、現在ですと結構手間がかかります。
　まず絵本の読み聞かせ動画を撮影しようと思ったのですが、「読み聞かせボランティアさんたちが色々行動されていますが、著作権の侵害に当たる場合もあり得るので、慎重にされた方がいいですよ」というアドバイスをいただきました。
　そこで、各出版社に問い合わせていくことに。「あのCDの音源でしたら、アップロードしてもらうことを考えて作っていますから、そのまま使ってください。有り難う」と言ってくださったミュージシャンの方もいらっしゃいました。「はい、著者に確認しますね」と、労を取ってくださった編集者の方もいらっしゃいました。そして、音源に関しては「著作権協会での申請はお願いします。ウチとしては無償で使っていただいて結構です」という寛大な対応をしてくださった（かなり大きな会社です）方もありました。
　改めて、関係各位に感謝するとともに、ご自身の仕事の大切さをよく理解されているのだと分かりました。「はい、多くの子どもたちに楽しんで欲しいです。」その言葉の裏には「それで食べていますから」という自負と「子どもたちのために」という誇りを感じます。
　著作権協会の使用料だって、目を剥くほどではないと思います。堂々と、気持ちよく使わせていただく。ありがたいことです。