学校法人明照学園
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リアル体験

リアル体験

2020/02/12

 先週末、お陰様で無事に「おゆうぎ会」を終えることができました。例年「インフルエンザ、どうかしら?」とヤキモキしながらこの時期を迎えるのですが、それに加えて本年は「新型肺炎ウイルス」…。多くの人が一つの会場に集まるのですから、感染症については神経質にならざるを得ません。いっときは「お越しになる方全員に、マスクの着用をお願いしようかしら」とまで考えましたが、今のところ杞憂に終わっている感じです。
 さて、今日は旧園舎で「未来につながる自己肯定感」というタイトルで、講演会を開催しました。「お教室の紹介」としての意味は確かに大きいのですが、講演者の新井先生が今まで見聞きしてきた家族や子どもの成長の姿は、生き生きとして楽しい講演でした。その中で「直接体験が、子ども達を大きく動かす」という話があり、大いに共感しました。
 切り口としては「非日常の体験を作り出す」という事だったのですが、「北海道で農業に携わった」「震災地へ行き、現地の人と話をした」など、「自ら足を運び、直接体験してきた」ことが、子どもの気持ちや意欲に大きく関わるということを事例を通じて紹介していました。「小学生が、現地の方と話したことで、どうやったら帯広畜産大学に入って農家の人たちの力になれるか、考えるようになった」とか。
 確かに、「あの時見たホームランがかっこよくて、プロ野球選手を夢見た」など、「一度の経験が人生を変える」ことはあります。しかもどうやら、バーチャル経験全盛の現代である故に、その「生身の経験」がとても強烈に感じられるようになっているのではないか…と思いました。テレビで見た、パソコンやタブレットで見た、というのは「手軽ではあるけれどインパクトは強くない」訳です。
 そう考えると、おゆうぎ会という直接体験…一緒の仲間と目配せしながら踊ったとか、詰まっている子にさり気なく知らせたとか、幕裏でも大声で歌って物語を伝えたとか…そして、それらに拍手を貰えたというのは、とても貴重な体験だったのではないかと思います。「見ていたよ、頑張ったね、よかったね…」自分は、それを受ける価値のある人間だ。その嬉しさが「次への挑戦意欲」を育てているのだろうと思います。
 大きな行事を越えると、子ども達は不思議と変わります。練習を頑張り、緊張も抑え、やりきったという自信が、拍手を貰ったことでより強化されるのは、間違いありません。当日は、お待たせしたり会場の混雑もありましたが、多くの方に足をお運びいただき、ありがとうございました。

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