明るくない。
2018/02/14
今日は涅槃会の集い(正しくは15日なのですが)を行いました。実はここ数年、お寺には仏像が急増しておりまして、その中には「涅槃像」もありますので、その紹介をしようと考えていました。
いまどき、スライドを作るのは簡単なのですね。確かに「素人さん」がスライドどころか動画を編集して稼いですらいるというのですから。
ということで、「ねはん」に関するオリジナルのスライドを作って上映しました。子ども達にも、きっと「寝ている仏さま」として、印象に残った…かな?と思います。東南アジアの涅槃仏って、結構それぞれ個性的ですよ。
さて、その中で「お釈迦様は、幸せになるために3つのお約束があるとお話されました。明るく・正しく・仲良くです」ということを繰り返し伝えました。涅槃会=お釈迦様とのお別れにおいては、「師匠がいなくても自ら守ることが大切。自律あっての自立です」というのが本筋なのですが、「何を守るの?」ということで触れたのです。
会が無事に終わり、各保育室へ戻っていったのですが、最後の方で誰かが人をドーンと押したようです。自分の力が知りたくて・相手の反応が知りたくて・何となく…してしまう事があるのです。
すかさず先生が目に留めて聞きました。「もしも先生が、お隣の先生にドーンってやったら、どうかしら?」と。
子どもから帰った返事は「明るくない」。
何ともドンピシャだと思いました。私が話していたのは「お休みの子がいるとして、”あの子、本当に病気なのかな、きっと嘘だよね〜”とか、ありもしないディスをしている例を挙げたのですが、きっと何か「自分の意思を表明するのに相応しくないやり方だ」と感じたのでしょうね。
そうです、「正しい」は内容であるのに比べ、「明るい」はやり方です。自分の何かの意思を表明するのは構わない。けれど、やり方も大切(それによって相手の受け取りが変わりますから)。こういうことって、遙か昔から変わっていないのですね。
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