鴨とアヒルと白鳥と
2018/01/15
今日は三学期初めてのお御堂参りでした。先週末の先生方の日誌に「休み明けゆえか、まだ落ち着いていない様子が見られる」とあったので、いっその事「ハッキリと笑える話」を探していました。
で、見つけたのが「鴨とり権兵衛」です。飛んだり落ちたり、自分の意思ではなく「大きな力」に触れるとか、落っこちて尻餅をつくとか、やり取りの繰り返しがあって、「ハイ、ここ笑えますよ」が明確なのです。
子ども達にとって「久しぶり」であった筈ですが、お祈りの姿も落ち着き、素話でも「笑う所は笑う、聞くところは聞く」というメリハリがしっかりできていました。本当のオチは「救助の布を持っていた四人が頭をぶつけてしまい、出た火花で火事になってしまいました」という、かなり大惨事の終了なのですが、「無事に着地でき、家に帰ることができました、メデタシメデタシ」でお話しました。それまでドスンドスンと尻餅だったのですから、無事に降りられてよかったね…と。
さて、お話に先立ち、アヒルと鴨の写真を用意して、それぞれを見て貰いました。実際のところ、両者は同じカモ科に属していて、よく似ているのです(アヒルはカモを家畜化したもの)。
「色がちがう!」「模様が違う!」…はい、それで殆どオッケーです。アヒルは家畜化の過程で羽が短くなり、殆ど飛べないそうですが…。
次に、「白鳥も白いでしょう。どんなところがアヒルと違うかな?」と問うてみました。すると流石の年長さん、「足がちがう」「首が長い」などの特徴を、見事捉えて発表してくれました。それを受けて(?)、「背が高い」と年中さんからも発言が。パッとイメージが浮かんだのでしょうか。
ともあれ、「よく見る、じっくり細部を見る」ということは科学の心の芽生え。「間違い探し」ではありませんが、きっと子どもの発達に合った行動なのだろうと思いました。
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