学校法人明照学園
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参観にて

参観にて

2017/06/12

 今日は保護者参観。まだ始まって間もないのですが…実は私も昨日、父親参観日で学校へ行って来ました。科目は音楽。「音楽ですか…」と、やや拍子抜けで聞いていたのですが、参加してみたら「すごい、すばらしい」と感激して帰ってきました。
 小学生の音楽って、自分を思い出すと「何とも恥ずかしい」と思いながらだったのを思い出します。むしろ覚えているのは「声の悪い子には、これ(ゴキブリの粉末)を飲ませます」「音階をハンドサインで」「これから名前を呼ぶ子は、本当はマスクして舞台に立たせようと思っていました」…(かなり曖昧な記憶ですが)という、「音楽とどれほどの関係が?」と突っ込みどころ満載の思い出です(人は、満足した記憶は忘れると言われますから)。
 さて、まず感動したのは「表現することに躊躇しない」という先生の姿勢でした。言葉ではないのです、まさに姿勢。楽しそうに、声高らかに子どもと歌うのです。「歌いなさい」と言って、自分は聞いてるんじゃ学びになりませんね。「さ、楽譜の見直し30秒ね、できたと思ったら立って」という促しも見事です。自分で踏ん切りを付ける、自分から立ち上がらないと物事が進まないのです。立った子にはすかさず「おっ、勇気あるね、素晴らしいね」と心情を褒める。
 次に機械の普及なのですが、昔レコード今は映像で、うたを中心とはしているのですが、それを歌っている歌手の映像と共に鑑賞できるのです。隔世の感あり。音楽としての情報と視覚情報が一緒に味わえる。もちろん子ども達も、歌っている「自分の顔」を見ることはできないのですが、表情や立ち振る舞いはノンバーバルコミュニケーション。「レ・ミゼラブル」の一部だったのですが、私まで涙していました。「子どもの様子を見る」どころではなかった(それで良いのかしら?)。
 そして、スーザンボイルの映像。「この方、47歳にしてオーディション番組に出られたんですよね」ということで、いよいよクライマックスに向かいます。
 「この方、日本の歌を英訳して歌っているのがあるのです。翼をください、なんですよ。いいですか、音程やリズムが多少崩れても構いません。大きな声・綺麗な声が一番ではありません。詞を理解し、心をそこへ向けて歌うことが一番なのです。さぁ、保護者の皆さんも一緒に歌いましょう」
 ということで、歌ってまいりました。いつかも書いたのですが、「親子で一緒に歌をうたえる」というのは幸せなことです。その機会を下さった先生に感謝です。そして改めて思いました。
 「子どもと親と一緒に、もちろん先生も教材もあって、それらが一体化した授業だった」と。親が外部から観察するのではなく、「一緒に歌うこと」で成立する授業だったと。
…家に帰って興奮気味に(表現することに躊躇しない!)そんなことを娘に語ったのですが、本人は現場で「とにかく近くに来ないで」アピールをしていたのですが、家では何となく神妙に聞いてくれました。嬉しいことです。

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