学校法人明照学園
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座布団一枚

座布団一枚

2017/01/30

 今日は文京区私立幼稚園PTA連合会の講演会でしたので、園長はシビックホールで「落語とコミュニケーション」を拝聴しました。
お話してくださった林家たけ平さんは足立区のご出身とのことで、文京区との比較とかを混ぜながら、お客さんの反応を見ながらダイレクトに話を組み立てていく感じで、一時間があっという間でした。
 コミュニケーションは言葉によるものが基本ですが、実は理解の基盤となる共通のものがたくさんある…という趣旨であったと思います。「想像力」とおっしゃっていましたが、想像力とは「過去の経験からの類推」ですから、見聞したことのない事柄についてはピンと来ない。文化を知らないと伝わらない。言葉だけでは気持ちに届かない…ということをお話されていました。
 確かに「落ち」というのはあまり細かく説明しないもの。聞いている人がピンと来たり、それを上回る「とんち」が出て笑いにつながる。文化背景が異なれば、おもしろさはかなり違ってくるだろうな…と思いました。
 また、実はかなり(体の)演技の部分もあるとのこと。話の筋は言葉で語られるのですが、情景描写には身振り手振り・お約束の仕草がたくさん出てきます。お客さんは「見る」ことでイメージを共有していくのでしょうね。ちょうどお御堂参りのようです。
 落ちの種類はたくさんあって、40パターンくらいあるんだそうです。その中で地口落ち、考え落ち、周り落ちなど紹介してくれましたが、ちょうど今日の先生記録を読んでいたら。
「子どもと縄跳びをしながら話していたら、家族で”君の名は。”を見に行った話になった。しばらく考え込んだその子、自分の縄を指さして…」

はい、分かりますか?「君の縄」。お見事でした。同音異義語を使った落ちは「地口落ち」と言います。言葉が思考を自由にしてくれる姿だと思いました。

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