今日は縦割り保育でのお御堂参り。短時間ではありますが、普段の「クラスごとに並ぶ」のと異なり、お隣さんが気になる子が多いようでした。お陰で、小さい子たちはお兄さん・お姉さんの真似をしたり、上の子達はお手本となるべく意識的に行動していたようです。先生方の日誌を見ても「任せてよ！とばかりに、頼もしげでした」などの記述がありました。
　ちょうど季節の変わり目なので、「彼岸花が咲いているよ」とか日照時間の話をしました。そして「夏には海へ行った子もいるでしょう。今日は、海の水がしょっぱい訳のお話をします」と。
　これ、本当に「海の水はなぜしょっぱい」という題名のようです。文章がそのままタイトルになっているのは珍しい…というか、イマドキの本はタイトルが長いですね。しかも「…の訳」みたいなのが多くて、もしかしてそれが気になってこの話を選んだのだろうか…それはさておき。
　お話を聞くのも、「お隣がお兄さん」だと何となく落ち着くようで、全体的に静かに聞き入っている感じです。いつもと違う視界ですのでソワソワするかと思っていたのですが、そうでもないよう。
　そして、これは全体的に「不思議な話」なのですが、意外なところがウケました。

　…お爺さんは、お布団を用意して貰って、その家に泊まりました。グーグーグー。（どっ）
「そこ？その擬音が楽しいですか？」と反射的に思いましたが、話に戻るとすぐ凪になります。
では、と思って「翌朝、ご飯をごちそうになりました。ぱくぱくぱく」（どっ）
…まぁ、子どもですから。その後は妬んだ兄さんが臼を取り上げて持って行って、船で逃げて…ご存じの通りです。

「…おしまい。」で詰めていた息を吐き、「知ってる−」と言い出す子。最後までちゃんと聞いていた者の姿です。誠実。
　実は、園内に石臼があります。年長さんは既に見つけた子もあるようです。よかったら探してみて下さい。リアルに、自分の目で。友達と情報交換して。
　後日談。この話をブログに書こうとして、写真を探していました。「おっ、あるじゃないか。売ってるじゃないか」…ポチしてしまいました。いずれどこかに飾ります。