何を見てきたの?
2016/06/09
今日は、近所の専門学校から、学生さん方が見学に来られました。だいぶ「例年行事」になりつつありますね…。何となく男子が多いように感じるのは、身びいきかしら?
そして、各保育室へも行って見学していたので、彼らのことが気になった子ども達もいたことでしょう。クラスによっては、担任がそれをすくい取って、きちんと紹介する時間を作っていたようでした。
朝の自由見学で、私が若干気になったのは「見学に行った先で、結局見ているのは仲間の顔」であることでしょうか。デートとかなら分かりますけれど、単独行で「自分で、直接、見るぞ!」というはずの見学ですから、その辺りは自覚的でいてほしいと感じました。もっとも、この私だって高卒すぐに、幼稚園を見る視点がハッキリしていたとは思いません。高いハードルです。なので敢えてぶつけたのです、彼らに…。「友達と話すのは、戻ってからにしなさいな」と。
そうしたら、各クラスへの見学(後半)では、全員がそこを意識してくれたようです。中には「正座で足が痺れて…」という方も。そして、担任からの報告で。
ちょうど言葉の時間中に、彼らの集合時間になったようで、廊下から先生が学生に「戻っていらっしゃい」というサインを送っていたのですが、クラスの雰囲気が、今はとても動けるものではない事を察したのでしょうね、廊下へ「今は出られません」と応えていました。子どもの活動を優先してくれたのです。よく弁えていました。
とのこと。単に「見に行った」のではなく、子ども達の真剣な雰囲気を感じ取り、その環境を守ってくれたのです。
この3月までは高校生だった方が殆どですので、私から見ると遥か年下です。しかし、見学から戻ってのグループセッションでは自分の感想をしっかり述べたり、発表では自分なりの疑問点(意義)を聞いたりと、若者らしい爽やかな方達でした。願わくば、今いだいている志を保ち、ご自身の描く夢に近づいていって欲しいと願います。
「幼稚園とは」といったテーマでお話するのですが、私自身あらためて初心に返るというか、自分の原点を再確認させてくれる機会になっています。セッティングして下さった竹早教員保育士養成所の先生方、ありがとうございました。
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明照幼稚園
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