普遍的な遊び
2016/05/02
今日は子どもの日の集い。鯉幟から鯉の話、柏餅や金太郎と、かなり多岐にわたる触れ方の「集い」となりました。昔からある年中行事の、恐らく殆どに共通するメインテーマ「子どもが育っていくのをみんなで喜ぶ」をど真ん中・直球で扱うイベントです。
ただ恐らく、昔から比べると「こんな人間になると良いなぁ」という願いの像も、そもそも人間の価値観も、随分ぼんやりしてきているのだろうな、と感じます。それこそ私の世代はすでに兜についてピンと来ない部分があります。まぁ江戸時代以降、これが続いていることがすでに奇跡的だな(誉めていますよ!)と思うのですが。
ともあれ、「どんな大人になって欲しいか」を、トレンドとかではなく親自身が捻り出さねばならないのは、実は結構しんどいのだろうとは思います。夫婦お互いの間で一致しないこともあるでしょう。現実の姿から乖離していると感じることもあるかも知れません。しかし、「今の地点から届く、次の一歩を」と考えていくしかないのだろうと思います。
そんな中、今日も子ども達は園庭の砂をいじって遊んでいました。私も40年前は同じようなものだったでしょう(中学生になっても、やっていました)。時代は移り変わっているように見えても、人間という生き物の「成長の課題」は、あまり変化していないのではないでしょうか。実物に触れ、形を変えたり集めたりし、感触を味わい、力を合わせたり壊されたり崩れたり。『人生に必要なことは、全て幼稚園の砂場で学んだ』という本もありましたね。こういう姿を見ていると、「長い時間をかけて磨かれてきた事は、古いからと言って闇雲に変えてはいけないな」と改めて思うのです。
--------------------------------------------------------------------
明照幼稚園
住所:
東京都文京区小石川4-12-8
電話番号① :
03-3815-0166
電話番号② :
03-3811-1306
--------------------------------------------------------------------