狙いの明確さ
2016/04/26
今日はお天気もよく、年中組さんが園庭で「ドン・じゃんけんぽん」をしていました。これは私も知ってる!昔から同じルールです。「最新の」ではありませんが、廃れないのは良いもの・本物です。
さて、子ども達にとっては「相手のゴールまで攻め込む」のが狙い=目的なのですが、先生は別の目的を持って、このゲームを選んだようです。それはチーム戦の基本。「表に出ている時以外でも、全体の流れを注視する」ということです。実際に前線で戦って(じゃんけんして)いるのは男女一人づつ。しかし、結果が出たらスグに自分も走り出さなければなりません。ポヤンと見ていると、すぐ攻め込まれてしまいます。緊張感を味わうことは、前線ではないけれどゲームの舞台に立っていることなのです。担任の狙いは、そこにあったはずです。相撲などの個人競技とは違うところですね。
そうして、年中組の学年としての目標である「クラス意識を育てる」ことに繋がっています。先日の体操の話ではありませんが、「順番」は待っているだけではありません。自分の番が来たら素早く対応することが含まれています。ただ「待っててね〜」だけでは、ゲームに勝てない。そこから社会性を伸ばそうとしているのでした。
最近は「非認知的能力」とか、難しい言葉で言われるようですが、これって「自律の力・態度」や「社会性」だと思います。まぁ、それと区別される「認知的能力=成績表的なもの」の育ちと表裏一体不二のものであるとは思うのですけれど。
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