今日はよいお天気となり、ようやく年少組さんも園庭に出て、遊具の使い方を聞きました。入園してまだ一週間ですが、トイレへ行くときなどで培ってきた「みんなで一緒に歩いて行く」を発揮し、いくつもある遊具のルールを聞きました。
　そう、クラス単位で歩くというのも、シンプルなことではあるのですが入園してからの学びです。これからお御堂参りも始まりますが、こういったことを積み重ねて、広い新宿御苑でのお散歩に繋がるのです。
　今までも園庭で遊んだことはあったでしょう。しかし、ルールを聞いたということは、免許にも似て「自分達で遊ぶ」ことへのパスポートでもあるな、と考えています。もちろん一発で守れるようになる・守り続けられるとは考えていません。まず基本を知り、実際の場面で自ら体験して、概念化して身に付けていくという、かなり気の長い話です。
　そう言えば先日、ある中学校の入学式に列席したことを思い出しました。「入学おめでとう。おめでとうと言われるということは、それだけ責任を持つということです。今までは責任を負えなかった・持てなかった事にも、自らの自由と責任を持ってあたることです。そんな大人に近づいたオメデトウなのです。」という話があり、「なるほど入学にしても、結婚にしても、出産にしても、それから卒業にしても、区切りというのはそういうことだな」と感心したのです。
　ともあれ、これからいろんなケースを通じて子ども達は社会でのルールを学んでいくことでしょう。すぐにできる必要は全くありません（言ったでしょ！というやりかた）けれど、経験を積み重ねて身に付けていって欲しい。そんな風に考えています。