本年度の幼稚園も、残すところ僅かになりました。そして年度末の短縮保育が始まり、お母さん方もせわしないと思いますが、園内でも「限られた時間を最大限使おう」…ということで、「早く幼稚園に行きたくなるしかけ」を考えました。
　それは「朝、身支度ができたらスグ園庭で遊んでもよい」ということです。当たり前？
　いいえ、これ、少しチャレンジングなのです。と言いますのは、人員が手薄になりやすいのです。玄関にもいる、お部屋にもいる、園庭にもいる…私も要員に入っているのですが、「あ、池の辺り見てくるね…」「畑の方へ行ったかな？」と並行して、「はい、縄跳び８級合格です。おめでとう」という活動もあるのですから。安全を最大限確保しつつ、朝の受け入れをするのは、子ども達の一定の育ちが必要であることはもちろん、職員全体の体制も整えていないと難しいのです。
　その中でも、年長組は縄跳びに燃えています。どうも土の園庭よりコンクリートの道路の方が跳びやすいらしく、そちらに集まりがち…「自転車が通りますよ〜」と言われつつ、「後ろ交叉跳び」などという難しい技にチャレンジしている子も。
　カウントダウンもそうなのですが、「早く行くと、アレができる！」という引っ張り方ができれば、恐らくベストなのだと思います。後ろからグイグイ押すよりも（時には必要と思いますが）、子どもが自ら進んでいく、そんな仕掛けというか工夫を、これからも考えていきたいと思います。ご家庭の皆様にも、どうぞご協力よろしくお願いします。