言葉を介さずに
2016/03/09
今日は年少組さんで、造形の先生にお越しいただいて「りんごの木」セッションでした。すでに先日、実をつける「木」の方はみんなで作っていたので、期待感も高まっていたと思います。先生の用意して下さった「魔法の粉」…ベビーパウダーを使ったり、色を重ねていったり、一度塗った所を指でのばしたり…「初めて!」ということが、たくさんありました。
最後に形を整えるのも、「線に沿って」ではなくフリーハンド。本物を見ながら切り抜きました。
さて、「色を重ねていく」なのですが、まず最初に…リンゴを食べました。そして、「その味は何色かな?」で一色を選ぶ。次に「どんな匂い?その匂いは何色かな?」で一色。そうしてから皮の色。3色を重ねました。
ここで感心したのは、「クレパスを見ながら直接選ぶ」ということです。まさにダイレクト。「これは◎◎色だから、このクレパスで…」という言葉のワンクッションをおかずに進めた。私達はついつい、「軸は黒だよね、あと茶色だよね」とか言葉で促したくなることがありますが、その道を採らない。味や匂いなので、どの色でもオッケー。まるで皮をむいて匂いが広がるように、皮の色の下にはいろんな色が潜んでいるのです。
さぁ、楽しみになってきましたか?実を貼ってから、クラスごとに更に装飾が進んでいるようです。暫くクラスに掲示すると思いますが、その後「文京さくらまつり」で播磨坂清掃事務所2階に掲示しますので、よかったらどうぞお越し下さい。
それにしても…子ども達の呟きは面白いですね。造形の先生が捉えたのは「ヘタのことを、”リンゴのツノ”と呼んだ子があって、”ツノをピュッと描こう”と促したら、ピュッピュッと言いながら勢いよく描いていた」とのこと。見立て遊びですが、こうして子ども達は自分の遊びワールドに世界を引っ張り込んでいるのですね。
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