学校法人明照学園
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人の数だけ

人の数だけ

2016/02/09

nandeonakunaku2016…「人の数だけ」に続く言葉は、沢山あると思います。けれど最近、際だって感じているのは
「人の数だけ、悩みがある」ということです。
 実は先週金曜日、朝の「スッキリ」という番組で、私が参加している「ハスノハ」というインターネット上の「お坊さん相談サイト」が取り上げられました。その影響の大きいこと!
 丁度お遊戯会でしたので、私はそちらに掛かりきりだったのですが、通常は一日に5〜6通ある質問が、100倍以上殺到したのだそうです。裏方さんからは「あと200位あります〜」とか「質問制限をして絞りますので、皆様も回答のほど宜しくお願いします!」とか、悲鳴にも近い声が聞かれました。
 で、私も回答者の一員として、いくつかお答えさせて頂いておりますが、冒頭の「人の数だけ〜」というのは本当だな、と思います。実は、「ああ、こういう人もこういう悩み苦しみを持っているんだ」ということを目にすること自体、何故か人間を前向きにしてくれる力があるみたいです。新聞の「人生相談」のコーナーも、読んでいる方は結構多いのではないでしょうか。
 そして…子ども達にも、恐らく子ども達なりの悩みとか苦しみとか望みとか、あるのだろうと思います。親としてはなるべく「子ども達に辛い思いをさせたくない。」それはよく分かります。庇ってやりたい、取り除いてあげたい。私自身の中にも、そういった気持ちがあります。しかし、しかし。
 子どもの辛さ悩みに寄り添い、共に悲しみ、共に乗り越え・回復していくことができるのも、今は親しかないのではないかと思うのです。「人生何とかなる」を学ぶには、「昔話」と「親の寄り添い」。それを小さいうちに受け取れる子どもは、きっと人生を幸せに生きていく鍵を一つ貰うのだろうと思います。
 何の気なく遊んでいるようなシーンでも、葛藤が起きている事があります。自分で解決する時、できる時もあります。けれど、もし子どもが手を差し出してきたら、まずその事を認めてあげて下さい。手を引っ張るのか温めるのか、自分の手を出すのか見守るのか。いずれにせよ、まず「受け止める」。そこから先は、どう転んでも、多分大丈夫なのです。

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