今朝も寒かったですが、子ども達は園庭で思い思いの遊びを繰り広げていました。年長さんは短縄が流行し始めたようです。心肺能力の面からしても、技の多彩さ、練習の成果が出やすいこと、大人数でも遊べるなど、いろんなプラス面のある運動です。「どの技から」という順番も、比較的ルーズです。早くも「１６０回とべた！」という子もいて、これから盛り上がっていくと思います。
　大縄をしている子もいましたが、「だるまさんが転んだ」の子たちも。鬼が二人いるのはちょっと謎ですが、彼らなりのルールで遊んでいるようです。何の道具も要りませんが、みんなで楽しめる伝承遊びの典型例です。遊びについては、「お金をかけないだけ知恵で遊ぶ」交換関係があるのでしょうね。
　また、職員室前の水道では、「先生、何か虫がいる！」ということで見てみたら…ゴキブリでした。もしかして、しっかり見たことないのかしら？寒いこともあって動きがにぶく、逃げ出せそうにありません。「これはね、ゴキブリだよ」「ぎゃー」という訳で、暫くワイワイ騒いで人だかりになっていました。職員室に戻って「マンション住まいの方が多いからでしょうか」とか「カマドウマ、普通にいたけれどなぁ」「甲虫との似た点とかに気づいた子いるかなぁ」「幼稚園に来て、初めてカマキリとバッタの見分けがつきました」、いろいろな感想を巡らせました。枝でつつく子がいるかな？と思っていたのですが、そういう子はいませんでした。安心というか複雑というか…。
　そういえば、先日「物を大切にする態度」について考えたのですが、その雑誌の他の号では「命を大切にするとは」がテーマになっていました。改めて「伝えていく」となると、「どうやって？」に悩む事柄です。「ゴキブリをどうするか？」は、ある種永遠の課題でもあるでしょう。
　ということで、みんな元気にやっています。今日はお手伝いの先生も来てくれたので、年長さんも練習の合間に園庭で遊ぶことができました。職員室から見ていたのですが、新しい先生とコミュニケーションを取りながら遊びに巻き込んでいく姿は、なかなかよい景色でした。