学校法人明照学園
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実験しよう!

実験しよう!

2015/12/03

空気砲。撃つ方も身構える方も、笑顔です。

空気砲。撃つ砲も身構える方も、笑顔です。


 今日は、チャーリー西村さんの「サイエンスショー」。6月にPTAで行って下さったバザーの収益金で開催です。近年は「お母さんもどうぞ」がなかなか出来なかったので、改めて「バザーが、こういう所に繋がっている」ということも知っていただけたのではないかと思います。バザーの開催、そして多くの方々のご出席、ありがとうございました。
 ショーという事と、実験というのは、本質的に相容れない部分があるのだと思います。つまり、基本的にショーは失敗が許されないものですが、実験は逆に「稀にしか成功しない」ものだからです。そのあたりをうまく橋渡ししながら行っているなぁと感じました。その「橋」になっているのが「問いかけ」であったと思います。「どんな形なんだろう?」「どうやったら分かるだろう?」「バリエーションはどうなるのかな?」「もっと遠くに飛ばすには?」…「疑問に思ったら、自分で確かめてみよう」というメッセージが、何度も繰り返し提出されていました。

 まことに「どんな質問をするか、どんな疑問がわいているか」、そこには赤裸々なまでに「質問者の姿」が現れます。自分がどこまで理解しているのか、どんな展開を予想しているのか、今までどんな経験をしてきたのか。質問とはある意味、その全てを懸けてするものです。
 森博嗣さんの『臨機応答・変問自在』という本がありますが、面白いことに「授業の評価は、基本的に”学生の出す質問”によって行う」というやり方が貫かれています(試験希望の学生がいれば、試験も行うそうですが)。その学生がどんな質問をするか。それ自体が学生の状態を示しているというのは、まったくもって正しいと思います。「自分は○○に関心があり、しかも自分なりには解決できず、他者にそれを聞きたい」ということですから、相当なレベルで「自らを晒す行為」であるのです、質問は。…これ、就職面接とか入学面接でも同じです。
 それはさておき。

 もちろんショーとして成り立たせるために、既に繰り返され、確立した「実験」をされてはいます。でも、子ども達には試行錯誤であると伝える。その象徴的なシーンは「ロケット」が壊れてしまった時の対応でした。思い通りの結果にならなかった時、「もう一回やってみよう」と、あっけらかんと言う。その姿勢が、科学だなぁと思いました。人生が日々新しいなら、日々とはすなわち試行錯誤。同じ事をしているようでも、一瞬ごとに楽しさを感じられる。繰り返す「同じ操作」も日々新しい経験であると言えるでしょう。
 ずいぶん色々脱線してしまいましたが、「不思議な現象」に出会い、探求することは、どんな分野であれ楽しいことだと思うのです。

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