今日はお買い物ごっこ。お天気はベストでした。風なし、お日様あり、地面に湿気（砂埃がたたないのです）と、本当に望む限りのコンディションでした。お陰様で、子ども達も会場を走り回って、お買い物を楽しむことができたようです。
　この遊び、私にとっては「最近始まった」ものなのですが、よく観察していると、「なくなりつつある文化を伝える」行事でもあるのかな、と思います。
　つまり、今時の日本では、スーパーで物を買うのが標準なので、昔風の「やり取りしながら買い物する」という機会が、減っているのではないかと思うのです。「いらっしゃーい」から始まり、「何がありますか？」「こちら、いかがですか」といった「やりとりを楽しむ」というのも、お買い物の一部であるはずなのですが、現実の生活では、その辺が廃れてきているのを、残念に思っています。
　恐らく、今日をきっかけに、お家での「お買い物ごっこ」が始まる可能性はあると思います。その時にはぜひ、「コミュニケーション」のサンプルと思って、付き合っていただけないでしょうか。「お買い物ごっこ」ごっことでも呼ぶべき、「定形の会話からのバリエーション」を、楽しんでみて下さい。
　特に今後は、益々通信販売で「すぐに、安く」ということが優先され、人件費と同時に、コミュニケーションが省かれていくんだろうな、と思います。折角「子ども達オリジナルのネタ」があるのですから、それを使って楽しんで頂けたら幸いです。廃材など、材料集めにご協力いただき、ありがとうございました。