今日は、体操と「おかいものごっこ」準備。いよいよ佳境に入ってきました。各クラス品物が出そろい、看板やポップなど、周辺のものもできています。本番、いいお天気になるといいですね。
　子ども達が一生懸命に作っていると、触発されて何かしたくなります。で、写真の品物「消しゴムはんこ」です。
　幼稚園の年賀状、毎年先生方が作って下さるのですが、何年か前に「ハンコで年号を彫ったら？」と声をかけたところ、「じゃ、やってみますか？」と返ってきました。それで、私も手が空いている時は作ります！と決まった訳です。
　カッターと彫刻刀で作るのですが、ゴムですので彫刻刀もスイスイ入ります。しかし右手よりも、本体を抑えている左手の動きで、線をコントロールするのです！「右手のコントロールでは、曲げにくいんだ…どうしてだろう？」
　暫く考えたのですが、分かりました！刃の方向性が狭いこと、太さのコントロールをしなければならないこと。それがペンとの違いです。ペンは弧を描いて描けますが、彫刻刀はできませんね。持ち方は同じなのですが、描き方は根本から違うのです。昔懐かしい「電動糸ノコギリ」と同じ。
　まさしくこれ、発想の転換です。発見があるって、面白いです。そして、物を自分の手で作るのって。パソコンパチパチでプリンター出力も好きなのですが、しょせん「ボタンを押しているだけ」です。きっとはるかに、「手の充実感」が得られる活動でした。
　「手書き文字」にも通じることですね、きっと。