今日は七五三の集い。本来は１１月１５日なのですが、幼稚園では多少前倒しで行いました。今回は「お誕生日もあるのに、なぜ改めて七五三？」と、やや抽象的な話し方をしました。
「３歳ではお話ができる、５歳では服の脱ぎ着や片付けができる、７歳では大人と同じ物を食べられるようになる」というように、各年齢の特徴を話しながら「大きくなるって、嬉しい事なんだ」ということを伝えました。
　行事自体はかなり起源の古い物のようですが、他と同様、一般化したのは江戸時代のようです。「７歳までは神のうち」といって、そこまでは戸籍に記載しなかったという話もあります。小さいうちに亡くなることが、それだけ多かったのでしょうね。
　ともあれ、「だから、長い，特別な飴が、今日のおみやげです。千歳飴の「千歳」は１０００年の意味なんだよね」とお話して、各学年の「千歳飴袋」を披露してもらいました。それぞれの学年の特徴が見えるように撮ったつもりですので、どうぞご覧下さい。
　紹介をしながら、先生が問いかけます。「この部分は、誰が作ったのかな？先生がやってくれた？」　何とも挑発的ですが、それに対して力強く「自分で！私！」と答える子ども達の表情は、自信が見て取れました。学年は違っても、具体的な活動は違っても、「自分で作り上げた」ことは同じです。誉めてあげられるポイントが必ずありますから、ぜひ「入れ物」としてだけでなく、「子どもの作品」として扱ってあげてください。
　今年これだけの物を作り上げた年長さんも、２年前はやっぱり、年少さんらしい物を作っていたのです…子どもの成長・可能性って、本当に素晴らしいですね。