旧聞になってしまいましたが、金曜日はお芋掘り遠足で、お付き添いいただいた方、心配しながらお待ちいただいた皆様、ご協力どうもありがとうございました。
　朝も帰りも前代未聞のハプニングが起きたりして、ご心配お掛けしましたが、皆様のご協力をいただき、最善を尽くすことができたのだろうと思います（来年度、集合と解散については少し変更します）。
　今朝（２８日）テレビで、「ゲームセンターで砂場遊び」という紹介をしていて、「あああ、ここまで来たか」という、少し残念な気持ちになりました。商業施設の中などに、「安全・清潔」な砂場を作り、そこで遊んでいるとか、小さいブースの中で照明を駆使した箱庭のようなゲームがある…。
　その、一番のウリは「衛生的」との事です。でも私には、ここに言葉のマジックがあると思います。つまり、抽象化というフィルターを通すと、何でも二極分化していくのです。例えば、「衛生的」と「そうでない」。「お得」か否か。「上手」か否か…。本当は無数にある状態が、単純な表現を使われることで、白黒になってしまうのです。
　その目から見れば、写真の状態は「衛生的ではない」になるでしょう。でも、子どもにとっての経験として、とても貴重だと思うのです、「裸足で畑に入ること」は。見て下さい、しっかり指を使って、足全体で柔らかい土の上で、自らの体重と体勢を支えている姿。
　「お芋掘り遠足」は、「芋を手に入れる」というのがメインですが、実は「それ以外」にどれだけの体験ができるか、が「遠足」としての醍醐味です。家族で遊びに行くのではない、その「遠足のデザイン」を、どうか共有して過ごして頂きたいと思います。