見えても、見えなくても
2015/10/05
年少さんが、園庭で練習をしていました。「初めての大運動会」ですから、楽しい経験にするための配慮も、自然と多くなります。お遊戯では、大きな円の内側を向いて、友達や先生が見える状態で踊ることで、少し安心して踊れることを期待しています。でも!そこには落とし穴があるのです。
対面の子を見ていると、その姿は鏡ではないので、「左手を挙げている」ように見える時、実は相手は右手を挙げているのです!「手を挙げるタイミング」としては合わせても、挙げている手は違う。ここは難しいです。ですので、「できている子もいるし、釣られている子もいる」のが年少さん。誠に微笑ましい姿です。今は年長でキビキビ自信を持って動いている子も、やはり2年前は同じでした。「自分で判断して行動する」、単純な動きでも、ある意味責任感をもって行っているものです。
そして、曲の一部では円の外側を向いて踊ります。つまり「お友達が見えないまま」です。これは気持ちの上でハードルになると思っています。短時間ですが、少々の不安も募るはずです。大袈裟に言えば孤独かも知れません。そんな中行動するのは、「自分を信じて」であると思うのです。
こういった行事を通じて、最終的には「自分は大丈夫、できる」という自己肯定感を養って欲しい。それが私達の願いです。当日の楽しさと、それをやり遂げたという実績、さらに実績に裏付けられた自信を、手にして欲しいのです。その中には当然、「お父さんやお母さんが応援してくれた、誉めてくれた」という承認が必要です。独りよがりではないのです。
…どうぞ、たくさんの拍手を、子ども達に。
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明照幼稚園
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