学校法人明照学園
お問い合わせはこちら

時間と約束は似ている

時間と約束は似ている

2015/06/10

昭和32年の時計。約60年前ですね。

昭和32年の時計。約60年前ですね。

 時の記念日の集いを行いました。園だよりにも書きましたが、祝日ではなく、大正時代の価値観の反映で作られた記念日です。当時の「文化的な生活をしましょう運動」の一環なのですが、これは確かに今にも通じる価値観だと思います。
 時間を守ろう。時計があるといいね。もちろん、時計メーカーとかいろんな思惑はあるのでしょうけれど、これほどまでに時間を守ろうとするのは、恐らくそれが「約束」と親和性が高いからではないかと思います。
 人と人が関わりを持つとき、それが広がるにつれ、当然「一緒に住んでいない、近くにいない」人との繋がりが増えていきます。すると、共通している事柄=時間=を頼りに、人たちは集まるようになったのでしょう。子ども達が見たスライドではありませんが、「朝おきて、ご飯を食べたら幼稚園」といったストーリーだけでなく、「9時から幼稚園に登園」としたほうが、具体的に活動ができるということです。ですので、「時間を大切に・時間を守ろう」というのは、「人との約束や関係を大切に・人との約束や関係を守ろう」という価値観の、具体的な表現であると思うのです。
 ちょうどその反証として、「携帯電話の普及で、約束とか集合を守らなくなった」ということが言えると思います。以前は「何としても行かなければ」というのが、「電話一本入れておけばいいや」になっていること、多いのではないでしょうか。それが相手への誠実さとか約束したことへの責任とかに繋がっているような気がするのです。
 いつだったか、「子どもとの約束は、大人も縛られる」と書いたことがあった気がするのですが、それと同じ位置にあるのが「時間」というもののような気がします。
 ともあれ、子ども達はいま、時計に興味を持っているはずです。パッと見て分かるようになるには、相当経験数を積まなければならないでしょうけれど、話題とするには、多分いいタイミングです。

--------------------------------------------------------------------
明照幼稚園
住所: 東京都文京区小石川4-12-8
電話番号① : 03-3815-0166
電話番号② : 03-3811-1306


--------------------------------------------------------------------

当店でご利用いただける電子決済のご案内

下記よりお選びいただけます。