４月８日は例年、１学期の始業式と「花まつり」を行います。年少さんにとっては「入園２日目で、よく分かっていない行事だけれど出席」ということにはなるのですが、実は不思議と落ち着いて過ごす子が多い、と例年感じます。いずれにしてもテーマは「スピーディーに、良いエンディングの会にする」ということです。
　さて、私は殆ど全ての行事の冒頭で、挨拶をしたのち「ああ、みんなと挨拶ができて嬉しいなぁ」という言葉を言います。もちろん本気でそう感じているのですが、子どもは定形が好き、というのも活用（？）しています。挨拶をして、それが嬉しい気持ちに繋がることを話して、それから本題に入る。この流れをいつも作っているのです。
　１学期の始業式ですから、テーマは入園と進級です。今日は各々のクラスを呼んで、手を挙げてもらいました。「はーい！」と揃って答えるのは、なかなか気持ちのよいものです。年少さん各クラス、元気な声を聞くことができました。
　続いて…新年長さんの方を向きながら、年中さんのクラス名を呼びました！！釣られて手を挙げる子、慌てて引っ込める子、ニコニコ年中さんを見ている子…いろんな反応がありました。そして最後に年長さんです。「ほ…ほ…ほしいも！」大笑いです。改めて「では、明照幼稚園のお友達！」「はー１！」とみんなで返事をしました。同じ事を繰り返し、「自分の番が回ってくるぞ」というワクワク感、当然おきると予測していたことが裏切られる感じ、いろんな楽しさを埋め込んだクラス確認になりました。
　この時期、幼稚園としては「今日は幼稚園、楽しかった！」と、何か楽しい記憶を持ち帰って欲しいと思って活動を行っています。「一日すべてが楽しかった」というのは望むべくもありませんが、せめて何か一つは「これが楽しかった！」を持って帰って欲しいなぁと考えています。
　その後、こどもの花まつりを行いました。「お祈り」というのも年少さんにとっては初めてだったかも知れませんが、雰囲気に順応するのですね、騒いでいる子はいませんでした。