学校法人明照学園
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探究心

探究心

2015/02/24

bulb 今朝は年中さんがたくさん、園庭で遊んでいました。私もお誕生日会の写真を撮りに出ていたのですが、そのうち「園長先生、見て〜」とお呼びが掛かるようになり、いろんな様子を見ていました。
 「見に来て!」「どうしたの?」「あっち、見に来て!」「うん、何があったの?」「見に来て!」「どうしたの?」「見に来て!」「分かった、行くよ」…よくある会話です。
 そして見に行くと…水道のバルブに気がついたのでした。名前もよく分からないし、もちろん「どうなっているか」も分からない。何とも言いようがないけれど、とにかく見に来て欲しい。そんな謎めいた存在でした。(これは男感覚かしら?)
 近づいてゆくと、「先生、回してもいい?」「いいよ。どうなっているのかな」手を伸ばします。グルグル回してみるのですが、取りあえず何も起きません。そしてみんな考え始めます。
「これは水道の蛇口だよ、見たことあるもん」「そうだね、バルブっていうんだ。幼稚園のほかにもあるよ」「あっちにつながっていると思う」「違うよ、こっちだよ!」「分かった、下で分かれているんだ!」「お池に繋がっているよ、お池にも蛇口があるもん」…とにかく色んな考えが浮かびます。そしてダダ漏れ(つぶやき。かわいいですね)。
 そして、もう少し周りを掘ってみると、枠があったり「水」と書いた標識(明示杭)が見つかり、「水って書いてある!」とボルテージが上がります。「なんか四角いの(多分、管をつなぐナット…六角形だと思うのですが)がある!」「丸細いところ(管ですね)がある!」
 「隠れていた物がチラチラ見えると興奮するのは、狩猟生活の名残」と言われますが、まさしくそんな感じです。猫ちゃん的というか…。でも、こんな本能的な探究心が、将来「新製品の開発」とか「未知への挑戦」に繋がっているのだろうと思います。

私も、見知らぬバルブがあったら、捻ってみたくなりますもの。

 もちろん、何でもかんでもという訳には行きません。ガスの栓を一度閉じて、そのまま開けばガス中毒を招きかねませんし、園舎水道のバルブを閉じてしまったら、きっとこっぴどく叱られることになるでしょう。しかし、この探究心や好奇心を潰してはなりません。潰さずに整えなければならないのです。

大人が近くにいる間に、「自分で判断できる子」に育てていきたいものです。

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