学校法人明照学園
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経験豊富

経験豊富

2015/02/10

ike 今日はまた少し暖かくなり、お遊戯会の練習を終えた年長さんが、園庭で遊んでいました。場所によっては土の湿気が高く、昼になっても乾かないので、「走り込んで滑ってズザー」というシーンが何回も見られました。
 縄跳びをしたり、フラフープを回したり、ケンケンパ、サッカーと思い思いに遊んでいたのですが、感心したのは池で遊んでいる子たち。蛙の卵ばかりに目がいくかと思っていたら、「ちいちゃなメダカがいる!」そう、稚魚を見つけていたのです。もちろん捕りたくなります。先生からプラケースを借りているので、姿をじっくり見ることができます(自分で捕まえることができれば)。
 水は当然冷たいのですが、少し躊躇しながらも手をつっこんでいく姿は、子どもらしいなぁと微笑ましいです。そんな時、ふと気づきました。左手は池につっこんでいるのですが、右手はちゃんと木を掴んでいます。もちろん、不意にぶつかっても池に落ちないためでしょう。しかし、考えて行った、という程でもなく、いつの間にか・誰かの姿を見て、学んだのでしょう。さすが3年目の冬を迎えるだけあって、経験豊富な智慧者です。
 しばらくして、私はまた長縄を出して回し始めました。もうそれぞれの遊びが展開していたので、あまり集まらないかな…と思ったら、気づいた担任の先生が、優しいことに、走ってきて跳んでくれました!それで火がつき、何人かで跳びました。3人揃ってで10回!というのは、なかなか立派なものです。
 お部屋に入る時になって、女の子と男の子がひとりずつ、縄をまとめて縛る「お手伝い」をしてくれました。「できるよ!」自信たっぷりです。その様子どおり、きれいにまとめてくれました。「自分で片付ける!」と言ったのですが、もうお集まりということで、「こんど時間のあるときには最後までお願いします」と話して、片付けました。

 ついつい私たちは「自信を持って」と言いがちですが、「自信」は実体のない物。むしろ「どういう状態が、”自信がある”と言えるのか?を具体的に=たくさん=考えておく」方が、結果として「子どもに自信を付ける」ことに繋がるのだろうなぁ、と思います。

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