木魚一つで
2014/11/10
と言っても、具体的には「木魚を用意する」だけだったのですけどね。
子ども達は期待感を持って耳を傾け、楽しいところは大いに喜び、不気味なところ(一つ目小僧が振り向く所とか)は息を潜め、とにかく盛り上がり、じっくり聞くというメリハリの付いた時間を過ごすことができたかと思います。(もしかすると、テレビの前にいるとき以上に感情を表現していたのでは?と思うほどです。)
今日は私にとって、もう一つ新たな経験がありました。「ウケ過ぎる…。」の対応です。
面白いところの子どもの表現が、かなり大胆な物になってきていたのです。もちろん物語に入り込んでいる証拠ですから無碍におさえる必要はないのですが、「ドワー」となるためのきっかけ待ち、のようになってしまいました。そこで終盤は演出を抑え、抑揚や声色も抑え、通り過ぎたという感じです。最後の「それからも、満月の夜になると、和尚さんと狸たちで楽しく過ごしたそうです」は、それなりに落ち着いて聞けたようです。
さて、木魚です。幼稚園(お寺)にはたくさんあります。テレビ等でも見かけますが、何ともユーモラスな演出をしてくれる楽器です。ご家庭での絵本の読み聞かせの時も、小道具として威力を発揮するのではないでしょうか。ご希望の方には貸し出しいたしますので、園長まで一声お掛け下さい。
(注)お寺の正式名称は「證誠寺」の表記ですが、お話や童謡の題名としては「証城寺」と書かれています。採録時か何かに誤記されたのでしょうか。なお、元々の「狸伝説」は、もっと寂しい終わり方(大狸は腹を叩きすぎて破ってしまい、和尚さんが死んでしまった狸を供養して終わる)で、「狸塚」があるそうです。
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明照幼稚園
住所:
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