今日、七夕の集いの前に、年中組のクラスの子ども達が玄関前に集まりました。羽化した蝶を放つためです。飼育箱での羽化はなかなか難しいだろうに、と思うのですが、昨年に引き続き、きれいな姿を見せてくれました。気づいた子ども達は「早く飛ばせてあげようよ」と、集い前に放すことになったのだそうです。写真を後で見て気づいたのですが、子ども達がみんな手を繋いで輪になっているのは何か思うところあったのでしょうか？
　有名な動物実験で、「生後すぐから一定の期間、限られた条件下で育てられると、その空間に最適化するように、（その後環境が変わってからも）体は成長していく」と言われますが、虫には関係ないようです。蓋を開けると２羽とも元気に羽ばたいていきました。本当に一瞬のことですけれど、命の姿に触れることができたのではないかと思います。あのモンシロチョウが、またブロッコリーに卵を産みつけるかも知れない。寿命が何日位なのか知りませんが、もしかして「次は卵から」になるのかも…？

　いや、果てしないですな、科学は。