備え・切っ掛け
2014/04/23
今日は、年度最初の避難訓練(地震想定・緊急地震速報あり)を行いました。第1回ですので、ねらいはまず「訓練があること」を知り、基本的な行動を確認することです。先生方から見るとアセスメント=子どもの現状確認、ということになります。
私たち大人はあの震災の時の東京を覚えていますが、子ども達は乳児だったり胎児だったり影も形もなかったり…で、「体験として知っている・覚えている」子は、もはや殆ど小学生になってしまったと思います。私達にとっては「つい昨日のことのよう」でも、子ども達にとっては未知の経験ということです。
さて訓練が始まりました。最初に訓練である旨のアナウンス、次いで速報装置により言葉が流れます。
「訓練です… 地震が来ます。 10,9,8…」とカウントダウンされていくのです。
私は職員室で各部屋の様子をうかがっていましたが、案の定というか泣き声が聞こえます。「普段と違う」ことを感じ、ビックリしているのです。逃げる通路を確保しながら、その部屋へ行ってみました。子どもが盛んに「トイレ、トイレ!」と叫んでいます。「我慢しなさい。」できるだけ短く、きっぱりと言って回っていきました。
暫く経ってから再び放送を入れ、防災ずきんを被って園庭に集合、点呼・講話で解散となりました。
改めて考えると、避難訓練は「もしもの時に備える」というのが第一義なのだろうとは思いますが、「これをきっかけに」備えを点検したり見直すという効果もあるのだなと気づきます。
「今日は幼稚園で、どんな事があったの?」とお聞きになる家庭は多いと思いますが、「お家にいる時だったら、どうしよう」という問いかけ1つで、するべき事が大分見えてくると思います。どうぞ今日を切っ掛けに、ご家庭での防災をいま一度、お確かめ下さい。
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