次は僕たち、私たち
2014/04/21
子どもに物事を見せたり伝えるとき、一番大切な瞬間は間違いなく「最初」です。指導上は「導入」と言いますが、如何に子ども達が興味を持てるように見せるか。提示するか。それが1つの活動の成否に直結していると思います。導入がうまくいけば勢いよく進むし、逆であれば大汗かきながら進めていくことになります。
その流れで行くと、今回の「見るという形での体操参加」はとても重要です。(自分たちより)体の大きな子が整然と並んでいるさま、一生懸命活動している真剣な様子、揃いの体操服、優しそうだけれどはっきりとした、声の大きな先生。非日常の現場ですが、その中で年中さんが真剣に取り組んでいる姿を見ると、「僕も・私も」という想いが自然と涌いてくるようです。もちろん1年間の差があるわけですから、いきなり同じようにできる訳ではありません。しかし「あの姿に自分も繋がっている/繋がっていく」という想いを持つことは、体操への大きなモチベーションになるでしょう。
以下、話が変わります。
「未知の現場・未知の状況」には不安を生じる子もいるかも知れません。しかし、そういった時に好奇心をかき立てられるのもやはり、子どもの特徴です。単純な「何でもかんでも不安・何でもかんでも突進」という人生観を育てるわけには行きませんが、こと幼稚園で起きることには好奇心を持って臨んで欲しいと思っています。走って・迷って・行って・帰って・立ち止まって。一直線に行く必要はありません(遊びですから!)し、状態は個々それぞれです。渾然一体となって過ごしていって、後から振り返ると「おお、成長したなぁ」になるのでしょう。
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明照幼稚園
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