学校法人明照学園
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視点を持って

視点を持って

2014/03/03


 「よく見てね!」という言い方があります。しかしこれ、結構経験を積まなければ「具体的にどう行動すればいいのか」分かりにくい表現ではありませんか?「よく見て!」だけでは子どもには通じない。そう感じている親御さんも多いのではないかと思います。
 今日は雛祭りの集いがあり、「雛っているのは、ことりの事です」とか、お話しました。また、司会の先生からは「雛あられには、何色があるのか?なぜ4色あるのか?」のお話がありました。子ども達に謎を問いかけ、1つづつ説明し、トータルで意味するところを伝えていく。印象的で、よい展開の話でした。
 また園長からは、「幼稚園のお人形さんは何人いるかな?」という問いかけをしてみました。7人〜20人と、非常に幅のある答えがありましたが、「たくさん居ることは知っているけれど、”何人?”って聞かれると、そう言えば何人だろう…」という子もいたことと思います。また、それぞれの人たちの役割をお話しましたが、「何を持っているか、道具を見るときっと分かりやすいよ」という話もしました。「何人いるのか?」「何を持っているのか?」という問いかけは、そのまま視点であり表にまとめる場合の項目名です。「よく見てごらん」よりも「具体的に、何をしたらよいのか。どこに着目したらいいのか」が分かりやすいのではないでしょうか。
 いずれ子ども達も「よく見て!」しか言われなくなる時が来るのだと思います。そんな時に自ら視点を選べるようになって欲しい。そのために、今は具体的に「こんな視点で見るといいよ」という事をたくさん経験させたい。補助的な質問というのは、そのためにあるのだろうと思います。

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明照幼稚園
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