今日はお遊戯会、開催か延期か、相当悩みましたが、気象庁も「注意報」に下げたことだし、今日に予定を合わせて下さっている方が一番多いだろうし、ということで決行いたしました。
　昨晩の深夜、近くを見て回るとまさに雪国。東京とは思えない風景が広がっていました。当然警報が出ています。「これじゃ、解除になってもなぁ…」と半ば諦めつつ、床に就きました。
　今朝５：３０に起きて早速気象庁をチェック。何と格下げされているではありませんか。もちろん、雨とか風の警報→注意報と同じに捉えることはできないでしょう。しかし！やろう！園長生活７年間の、細大の決断だったかも知れません。
　特に年少さんは朝早かったので、子ども達がぐずったり、交通機関の混乱があって、登園が非常に困難であったと思います。しかも時間帯もタイト。着いたらすぐに着替えが待っているのですから。子どもの安全と機嫌に気を配りながら、思うように動かない交通に遭っては、相当やきもきされたと思います。きっと、先行きが見える方ほど、その思いは強かったのではないでしょうか。４０何年ぶりの大雪ということですから、きっと（東京では）全員の親御さんが初体験だったのだろうと思います。
　しかし有り難い事は、皆さんが「今日は大切な日だから」と、最大限の努力をして下さったことです。普段は歩いて来ている子を、今日は抱っこで登園された方も多かったです。「抱っこででも行くよ！」それは子どもへのメッセージでしょう。
　その土台があって、子ども達の頑張っている姿を見て戴き、多くの拍手を贈って下さったことは、本当に貴重なことでありました。年少組の挨拶でも述べましたが、「自分に笑顔を向けてくれる、拍手を贈ってくれる」という実感は、自己肯定感に深く繋がっていると思います。今日の教諭ふりかえり会では「子ども達も緊張していたようだ」という声がいくつかあがりました。その緊張感のなかで、逃げずに自分の持ち分を全うする。人間として立派な姿だったと思います。子ども達の健康を守り、励まして心を育て、自分の役割を果たす責任感を支えて下さっているのは、やはり根源的に保護者の皆様なんだなぁと思いました。
ありがとうございます。そして、これからも宜しくお願いいたします。