学校法人明照学園
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メールの敗北…

メールの敗北…

2013/08/25


 先日、『伝え方が9割』という本を読みました。どうも「言葉が浮いている」とか「響かない」とか「訳分かんない」とか「聞く気にならない・重要だと感じられない」とか、要するに「伝わらない」、人と人とを言葉で繋ぐことについて、大きな問題が起きているような気がしたのです。「個人の資質や態度の問題」ではなく、社会の変化の一側面として。

 本では最初に「なぜ、この本が書かれたか」が書かれていたのですが、「この5年程度で、身の回りにある情報量は飛躍的に…何十倍にも増えた」とありました。恐らく、人間の処理できる量をオーバーしてしまったのだろう(急激過ぎる変化に対応できない)、だから「その中で、どうすれば”伝わる”のか、そのエッセンスをまとめてみました」という訳です。著者の方はコピーライターで、要するに言葉で広告をする方です。

 この現状分析は、きっと正しいと思います。「まとめ」サイトが多くなったり、メールよりLINEが使われたり…これはつまり、「ノイズの少なさ」がサービスを選ぶ基準になっている、という事ではないでしょうか。確かにタイトルは煽っているけれど内容がスカスカなホームページや記事(ドキッ)は多いですし、インターネットに流れる通信の70%程度がいわゆる「迷惑メール」、要するに広告であるとの調査もありました。広告収入で儲ける会社が増え、「無料サービス」に釣られて入っていくと、「対価は広告を見る・見せられること」だったりします。私たちが子どもの頃、こんなに広告を見ていたということは絶対になかったと思います。

 だからこそ…クチコミ(を装った広告ではなく、直接の話として)が改めて見直されるべきではないか、と思います。もしかすると、巷で流される「人間関係、煩わしいでしょ」というささやきは、クチコミや直接のコミュニケーションから人たちを離して、広告漬けにする戦略なのかも…とさえ思うようになってきました。勿論、「あの商品いいわよ、このお店お勧めよ」という(実際の)会話もたくさんされるでしょう。しかし、其れ(勧めること)によって収入を得ている人がいない、というのがクチコミ本来の姿だと思います。
 ふぅ…長くなってきてしまったので、続きはWEBで。おっと後ほど。

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