学校法人明照学園
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蛙の背比べ

蛙の背比べ

2011/05/10

実は、この話の正しいタイトルを知らないのですが、内容は「大きさを表現しようとして、息を吸い込んでいったら、無理したおかげでお腹が破裂してしまった蛙の話」です。今回は幼稚園バージョンとして、子どもが喜びそうな仕掛けを入れてみました。 まず、繰り返しの中で盛り上げていくこと。子蛙は牛を見たのですが、それを伝えるのに「ぴょんこ、ぴょんこ」と往復します。その繰り返しのリズムが子どもには楽しく、2回目からは笑い声が出ていました。これは、最後にお腹が破裂してしまうときも同様で、「うーん、もっともっと大きく!」と言われ、息を吸い込むと「ぼよーん」と膨らむ様がエスカレートしてく様子。ここは大うけでした。 もう1点は、子どもに問いかけの場面を作り、お話の行方を左右して(いるかのように感じて)もらうことです。最初から「牛」ということを明かさず、「うーん、それはパンダかしら、牛かしら」と母に言わせたり、「どうしたら良かったんだろうね?」と問いかけ、「一緒に見に行けばいいんだよ!」という答えをもらって「そうだね」と続けていったり。 確かにテクニックではありますけれど、ストーリーの核心をはずさず脚色するのは、こちらも楽しく、ライブ感もあってとても良かったです。  そう、蛙のお母さんは、最初から「じゃあ、一緒に見に行きましょう」と実物を見に行けばよかったんですね。そうしないから、話を聞いて変に対抗心を燃やしてしまったのでしょう。子どもたちが時に「ねぇねぇ、見て!」と寄ってくることは、蛙でなくともあります。そんなとき、可能であれば一緒に「不思議」を味わってほしいと思います。

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