今日は「おぼん」の集い、みたままつり。例年説明には結構悩む行事であります。しかし今回は何となく見通しがありました。「みんなを大切にしてくれている人って、誰がいる？」というのが最初の発問。「お母さん！お父さん！」から始まり「お兄ちゃん、お婆ちゃん、お爺ちゃん」。ふむふむ、あと一歩だぞ「ひいお爺ちゃん！」誰かが言ってくれました。「そう。ひぃひぃひぃひぃお婆ちゃんとかもいたんだよね。でも今ではもう…年を取って亡くなってしまったんだよね」。「ご先祖様」というまとまった表現よりも、もっと個別的・限定的な入り口を用意するのが大切だと思ったのです。「今は遠くて会えないけれど、一年の間で3日だけ、みんなの様子を見に戻ってくるんだよ。それがお盆です」と話しました。「ご先祖様に顔向けできない」と言うと非常に古風な言い方に聞こえますが、この価値観は今でも日本人の品格を保つ大切な要素だと思います。「お、○○君がんばっているね」そんな風に言って貰えるだろうか。それを元に自分を質して（本当にこれでいいのかな？）いって欲しいと思います。そして実感はないでしょうが、いずれ自分も「あっち」に行くのだと、薄らぼんやり話しておきました。