学校法人明照学園

本を読むこと・思い返すこと

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本を読むこと・思い返すこと

本を読むこと・思い返すこと

2024/11/21

 水曜日には、2か月に一度の「親子読み聞かせ会」を開きました。ただ、当日はとても寒かったので(直帰してしまう子が多数)、急遽たけのこぐみの部屋へ入れてもらい、合同で行いました。

 読み手は3人、三者三様で各々のキャラが立ったというか個性あふれる読み聞かせとなりました。日頃の観察力が試されるような絵本の紹介もありましたし。英語本では「Opposite」…英語の反対言葉に触れたりもした(高い…高くない、が出るかと内心ヒヤヒヤしました)。

 さて私は、先日お寺のお檀家さんから寄贈いただいた『いちばんだいじなもの』を読みました。色んな動物が出てきて、それぞれの生き方にとって「だいじなもの」を披露します。ビーバーが「食べる事はもちろん、身を守ることもできるし お家だって作れるよ。一番大事なものは、大きくて丈夫な歯だよ」といった具合。

 そのたび、みんなは「自分にとってそれ、一番大事なものなの?」と想像してみるのですが、どうもおかしい。結局、それぞれにとって大事なものは異なっていて、それでいい。全部持とうとなど、しなくてよい。そんな筋書きでした。

 そして…私は読みながら思ったのです。「この動物たちは、自分にとって一番大切な物を既に持っている。そのこと自体を知っているな」と。

 この辺り、人間の子ども達は何というのでしょうね?何かのオモチャを言う子もいるかも知れないし、もしかしたら「お母さん」と言うかも知れません。けれど「自分自身、既にそれを手にしており、そのお陰で生きて来られている」というレベルでの「だいじなもの」に気づいてほしいものです。そういった「本からの問いかけに思い返す」ことができるのは、動画には難しい、本ならではの働きだと思います。

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