体験と体感
2024/11/13
6月に、幼稚園のPTA主催で行って頂いた「めいしょうまつり」のお陰で、今年もイベントを開くことができました。出演は「たまっ子座」さん。写真はフェイスブックからの引用ですが、「太鼓と芝居の」というだけあり、演奏に留まらない表現というかエンターテイメントになっていました。
途中では何度か客席から舞台へ上がる機会もあり、園児達からも沢山の手が上がって演者側を楽しんでいました。私を始め先生方も上げて頂き、保護者の方もあがって太鼓を打ち鳴らす機会を体験しました。
折角叩くのなら、リズムだけでなく身体全体で観察しようと思ったのですが、まぁ激しい全身運動なのですね、太鼓って。いわゆる小太鼓(スネア)であれば、手首から先が主な話なのですけれど、そして「譜面通りに音を出す」のが役割なのですけれど、打った後の腕の振り上げとか、毎回が「ピアノを弾き終わってジャンと万歳するような」…うまく伝わるかしら…動きです。お兄さんが途中で水分補給をしていましたが、いや全身運動。と言うより身体全体での表現。上にある写真だって、まるでバッターボックスに入る選手のよう。オーケストラの打楽器は直立不動も多いですが、和太鼓は映像込みで見応えがある。団体名に「と芝居の」という身体表現を伴っていることも納得!でした。
お帰りの時にはスナップを貼り出していたのでご覧になった保護者さんも多いと思いますが、子ども達は真剣/釘付け。本当にいい顔で楽しんでいました。皆様のおかげで、子ども達に価値ある経験をさせてあげられたと思います。本当にありがとうございました。
ちなみに…バチを持って太鼓を叩いた子達の「感想は?」…口を揃えて「楽しい」でした。イヤ本当にそれ以上の言葉はないんだと思います。むしろ聞き方として「叩いた時、手はどんな感じだった?」とか工夫してあげると別の答えが出てくるでしょうけれど。
また、途中で「太鼓は皮と木で作られています。つまりいのちあるもので作られているのです。自然のいのちをもらって音は鳴っているんです」とお話されていました。毎瞬ごとにそれを意識するのは難しいと思いますけれど、そういったリスペクトというか畏敬の念を物に感じるのは、やはり日本的だなと感じました。幼児は「玩具が痛いって思うよ」を分かってくれる年代です。この時期に触れられたのは良かったと思います。
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