昨日は、お忙しい中保育参観にお越しいただき、ありがとうございました。幼稚園での子どもの様子は、年少児であっても家庭でのそれとは異なっていたと思います。小さくても「その環境に適した自分」のイメージを持っているのでしょうね。
　さて１１月の参観では、例年同様に「お買い物ごっこ」準備の時期に行いました。しかし学年によって・クラスによって保護者の方の関わり方は大きく２つに分かれていたと思います。一つは「主に見守ってください。子どもたちが自ら考え、工夫して作り出す姿や成果を見てください」というもの。上の学年になると、この傾向が強くなるでしょう。そしてもう一つは「一緒に考え、手伝って作り上げてください」というもの。課題はすでに子どもたち自身が持っています（コレコレを作りたい！これこれしたい！）から、経験豊富な大人として、あるいは協力の姿として参加してください、というものです。

　世の中にはいろんな「製作キット」が販売されていますが、どうしても大人主導となりがちと見ています。それは、提供者の意図を大人が先に知っている（だから価値を感じて買う）からでしょう。そことは根本的に異なるのが参観です。大人は子どものイメージに合わせていくしか、後追いするしかありません。
　そんな時間はなかなか貴重だと思うのです。楽しんでいただけたでしょうか。