ばぁば活躍
2022/09/26
今日は月末で「9月のお御堂参り」を行いました。2学期になったので、「とにかく短く!笑って!」終えていた1学期とは、すこし趣向を変えようと思い、「やまんばのにしき」を選びました。
子どもたちには、「今日は怖いよ〜」と前振りして、声色も結構かえて話を進めていきました。ごく短く纏めれば「やまんばの家へ行くのに、村では腕っぷしの男たちが怖がって逃げ出してしまったが、ばぁばは最後まで任務をやりとげ、無事に宝を得て帰ってきた」ということなのですが、内容を再確認しようと思って面白い検索ワードに出会いました。
「ジェンダー」。性役割ですね。調べてみると「この物語は役割固定的である。この物語は多様性がある」と様々な物語にコメントされているページにも「やまんばのにしき」は掲載されています。広島大学の論文集で、この話は「ジェンダーを超える女性像・人間愛を示す女性像」として取り上げられています。人間愛というのは、「やまんばとは言え、産後のお世話をする」ところを指していると思いますが、赤ちゃんの方はかなり元気に動き回っているので、お母さんさぞかし大変であったろう…との思いも馳せたりします。
ともあれ、「おばあちゃんが活躍する昔話」というのは確かに珍しいです。今後も、そういう視点や可能性も考えていきたいと思います。
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