大変嬉しいことです、上達が見られるというのは。しかも今回は自分の、園長のことです。奥に自転車を停めている方はよくご存知でしょうけれど、一昨日から３日連続で焚き火と焼き芋をしております。

　先日お芋を収穫した訳ですが、それをみんなで食べましょうという所から今回は始まりました。火を通すことから安全性は担保するとして、量が大変ですから３日に分け、一人当たりの量も「試食ね」という程度。オヤツにもなりません。　それでも１日に五十人分、というのは結構な量です。焚き火台を用意して臨みました。

一日目の最初のクラスには、本当に悪いことをしました。火を入れすぎて炭化しているもの多数。担任や子どもたちがわたしを慮ってか「美味しいよ」と言ってくれるのさえ心苦しく、「事前にやっておくんだった」と、激しく後悔しました。その後はどんどん時間を縮小し、こまめにひっくり返して串を刺して確かめ、「いい塩梅」を会得いたしました。結局、今回の条件なら「10分から15分でよい」となり、初回に比べて実に三分の一の時間でベストな状態…炭になるはずです。

　件の「最初のクラス」は、ジャンケンに勝って一番になったのに、出来は悪く食べられた量も一欠片でした。でもその中で、「相手を傷つけない言葉選び」をしてくれた。クラスに戻ってからは「先生、焦げてたね」と言っていたそうですから気づかない訳でもない。「焦げちゃったけど、やってくれてありがとう。」クラスでも、きっと同じようなことが起きた時は、友達にも同じ言葉がかけられているのでしょう。有難い事です。