衣装の力
2020/02/07
木曜日・金曜日と、お遊戯会に向けての総練習を行いました。本番同様の照明機材も入ったので、子ども達もやや面食らったと思います。しかし、明らかに子ども達の気持ちを引き上げてくれる状況もありました。
それは、「本番と同じ衣装を着る」ということです。最初は保育室で、次に舞台で練習を進めるのですが、その「場所」に慣れてくると、子ども達は自信を持つと共に「次の目標…ねらい」が欲しくなります。その状況で「本番と同じ衣装!特別!」というのは、とても嬉しいようです。実際、控え室で待っている時も何だかウキウキしている様子が覗えますし、舞台上でも上気した感じが見て取れます。「その時のための、特別な衣装」というのは、体操の時間でさえ気持ちに変化を起こすのですから、お遊戯会では尚更であろうと思います。衣装をご準備いただくのは大変だったと思いますが、本当に有り難いことです。
以前は「たった一日のために…」というお声を頂いたこともあるのですが、思えば「ウエディングドレスを準備する」「七五三の衣装を準備する」も、たった一日のためです。しかも、子ども達の衣装は、「多分来年には着られない…大きくなっているから」という性質のもの。衣装の中でも「一期一会」です。衣類というのは、人間がほぼ最初に作った道具だと言われます。寒さや外的から身を守ることから始まり、人間関係や役割・立場を表すものとしていろんな意味が付与されてきました。ご家族が用意して下さるのは「大切にされているゆえ」であることは間違いありません。我が家でも、今更ながら長女が年少時の衣装、取ってあります。それは「これから着るもの」ではありませんが、「親の思い」が形になったものであることは、ずっと変わりません。
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