進まないのがいい。
2019/10/28
今日はお御堂参りで、「お話の好きな殿様」を演じました。このブログで「殿様」を検索すると、全て同じネタで3件がヒットします。つまり…大好きなんです、私が。
またしても、何度も同じ「果てなし」にドングリが落ちます。殿様は「うん、そうか。そして?」という段になって、チョット子どもに聞いてみました。「そして、どうなると思う?」「芽がでるー」と年少さんが答えてくれました。「なるほど、さぁ、どうなるかな…そしてまたドングリがポトンとおちました」と、無情にも次のドングリが落ちる描写が続きます。
だいぶ話の流れが分かってきて、「さぁ、今度こそどうなるかな?」と問いかけると「また落ちるー」「芽が出るー」と、思い思いのストーリーを言ってくれます。続きは「…そしてまたドングリがポトンと落ちました」なのですが、流石に年長さんがウケなくなってきたようで、切り上げました。
この「果てなし話」は一向に話が進みません。けれど、その「進まない」所が子どもには楽しいようです。それは「展開しない」のではありますけれど、見方を変えれば「予想通りに語られている」という安心感もあるような気もします。知らない話、初めての話はドキドキ神妙に聞くよりありません。けれど見通しがつく(そして、その通りになる)話は「期待通りになった」という嬉しさがあるのでしょう。大人になるにつれ、「はいはい分かりましたよ」がすぐ訪れるような感じで、少し寂しくはあるのですけれど。
今年もヤッホーには、ドングリが落ちています。数は多くありませんが、思わず拾いたくなること請け合いです。
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