子どもは風の子
2017/11/21
何とまあ、古めかしいタイトルです。でも今日はぴったりだと思って、選んでみました。
今日はいささか風があったのですが、かなりの子ども達が園庭で遊んでいました。遊び方を見ていると、学年それぞれ=合った遊び方をしているなぁ、自然とそうなるんだな、と感心しました。
年少さんは、ジャングルジム&先生とおにごっと。年中さんは鉄棒。年長さんはドッチボールをしていました(ある瞬間の様子です)。そのちょっと前には、年長さんから「園長先生、ドロケイ知ってる?」と説明してくれました。なかなか当を得たものでした。それを傍らで聞いていたのか、年中さんも「園長先生、ドロケイ知ってる?」と、彼女なりの説明をしてくれました。「白い線で四角を書いて、そこの泥棒にタッチすると逃げられるの」と、彼女なりの「ドロケイのキモ」を話してくれたのは面白かったです。
ともあれ、「子どもは風の子」というのは昔から言われている言葉ですが、なかなか真理を突いていると感じます。「子どもは寒さや風をあまり気にしないで、外で遊ぶものだ」という説明と、「〜外で遊ぶべきだ」という教育論の両面があるのですね。
実際のところ、寒くなってきたことで、だいぶ重ね着をして登園してくる子も増えてきました。ここで注意していただきたいのは、厚着とは、「体をあまり活発に動かさない」という前提に対応した防寒ということです。それに対して,子どもは「体を動かすことで暖を取る」行動パターンなのです。体をよく動かし、温かい血液をたくさん循環させることで体温を上げる。そのメカニズムによって、「寒くても走り回る」のが「子どもは風の子」という言葉になって伝えられているのですね。
私達大人は、自身が寒いと感じると、ついつい「同じように」子どもを温めようと思って厚着させてしまいますが、この違いを忘れないようにしないといけませんね。そして、子どもがムズムズと動きたがっている時は、「寒さへの対応かも?」と、ちょっと考えてみて下さい。
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