高野山へ(2)
2016/08/16
1日目
いよいよ3拍4日の旅の始まりです。東京駅八重洲から成田まではバスで1時間。昨年末にセブ島へ行った時も同じバスです。ただし今回は「ターミナル3」。LCC専用ということですが、確かにかなり逆差別化されておりました。歩く歩道はほとんどなく、陸上競技場のトラックのように案内が引かれています。チェックインも発券は機械。合理化されています。ゲートまでも歩き。結構距離があります。「LCCであることをかみしめろ!」と空港が言っているかのようでした。
ともあれ無事に離陸。伊丹空港までだと羽田から45分位の筈ですが、関空は離陸してから1時間。ずいぶんグルグル回りながら降下していった印象です。関空ではターミナルが分かれていなくて、南海バスの接続もよく、「金剛」駅まで無事にたどり着きました。車窓の眺めは「普通の街中」という感じで、まだまだ旅先という感じはしません。
ここで約30分の待ち。「なんば」から高野山(極楽橋)までの直通特急に乗れば1時間30分なのですが、合わずに普通電車で。これがなかなか強烈でした。見たところ京王線みたいな車両なのですが、走っている所は大井川鉄道のトロッコ電車のよう。とにかく山をぐいぐい登っていきます。乗客の半分はヨーロッパ系とおぼしき観光客。何度も駅で待ち合わせをしながら進み、終着駅は標高約540m。
ここから更に!ケーブルカーに乗るのです。標高差330m。高尾山ケーブルは270mですから、さらに大きな高低差ということになります。ようやく「高野山駅」についたのは、夕方の5時すぎでした。
1日目の夜
宿泊先の奥様に高野山駅までお迎えいただき、贅沢にも半分程度、伽藍などを見ながら宿坊へ送っていただきました。全体で幅4km程度なのかとは思いますが、その中に現在でもお寺が100軒以上。土産物屋さんや食堂や、その方達の住まいもあるのですが、とにかく「隣から隣へお寺」、しかも「別格本山」「準別格本山」が続きます。中にいると「ここが標高850mの山の中」ということを忘れます。よくもこの山の中、これだけの土地が得られたものです。圧倒される。いやー歴史を重ねているって、凄いことです。
ひと息ついて、夕のお勤め。法鼓換鐘(字合ってる?)がきちんと役立っている。お焼香は、たぶん沈香でした。ありがたや。続いて夕食は精進料理。大変おいしく、みな平らげました。(実際このあと、最終日までほぼ全て頂きました)
部屋に戻りしばらくするとメッセージが入り、「これから犬の散歩に行きますが、一緒にいかがですか?」とのお誘い。喜んで夜の高野山(壇上伽藍)を回りました。何せ地元の方と一緒ですから、それぞれきちんと説明つき。ご自坊の成り立ちからそれぞれの建造物について、飛行三鈷の松のお話や根本大塔の高さまで。「スカイツリーは634mというけれど、ここは850+48で900mですよ」が印象的でした。そして更に!一つ一つのお堂にさしかかると、きちんと礼をして前を通って行かれるのです。毎日こうしてお参りしているのだ…と感動的でした。
高野山は一昨年に開山1200年を迎え、それを機に「中門」を再建したとのこと。そこから金堂を見ると、右後ろに根本大塔が聳えます。この構図…増上寺と東京タワーの関係だ!と思ってお話すると、ややリアクションに困りながら、面白がってくれました。
あと…山の中なのにポケスポット多数です。これだけお寺が連なっているのですからね。
おかげさまで、移動距離も長かったけれど、歩数も一万歩を達成。スーと寝入ることができました。
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明照幼稚園
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