学校法人明照学園
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たくさんいる

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2016/07/11

mitama2016 今日は「みたままつり」、お盆の行事です。朝からかなり暑かったですが、集いの始めに挨拶を交わすと、少し気分も切り替わったようです。
 以前にも書きましたが、「お誕生日会」「母の日・父の日」「お盆」「敬老の日」というのは、一連のもののような気がします。つまり、「家族を意識する日」ということです。なかでも、「お盆」は、目の前にいないが故に「周りからの促しによって気付く」関係だと思います。私自身はお寺の生まれなので、「お盆」と言えばお檀家さん廻りで忙しく、とにかく嵐のように過ぎて行く印象(高校生の時からお参りをしていました。試験休みだったので)です。
 今日は「みんなを大切に思ってくれるのは…」という切り出しで始めました。両親・祖父母・曾祖父母…とってもたくさんの人たちが、あなたに命を繋いでいる。お父さんやお母さんがみんなを大事にしてくれるのと同じに、お祖父さんやお祖母さんも、その上の代の方も、みんなを大事にしてくれる。「この子が幸せに育ちますように」の中には、じっさい「次の代と幸せに過ごす」が含まれていると考えるからです。
 そして、今日の集いでは教諭も少し個人的な体験を話してくれました。そうやって具体的な体験談が入ると、子ども達がいつか似た状況になった時、「ああ、先生が言っていたのはこれかな」に思い当たる、そうすると少し救われるのです、人間は。
 後日談ですが、私が坊さんとして関わっている「hasunoha」に、「彼氏を事故で失いました」という問いかけがありました。すぐに解決することのできない問いなのですが、「同じような状況で、悩み苦しみ変わっていった方もありますよ」というご紹介をさせていただきました。坊さんとして、もっとできることはあるのかも知れないけれど、今の私にできるのはその位しかないのです。何より「私が救います、私が幸せにします」とは、とても言えません。幸せはご自分が掴むよりないからです。教えたり紹介することはできる。けれど本人が幸せになるかは本人次第。突き放したように見えるかも知れませんが、ある意味本人を信じればこその態度です。坊さんとしてのスタンスと園長としてのスタンス、重なる所があります。

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明照幼稚園
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