今日、畑の見回りをしておりましたら、早速いくつかの変化がありました。
　まずは…枯れてきているもの。葉や茎の折れているもの。まぁ例年のことではありますが、準備したもの全てが上手くいくことはないのです。それ自体が「自然からのおしえ」です。私が植えたゴーヤも、１本は早速抜かれた跡（そして埋め戻したあと）がありました。「何か土から出ていたら、引っ張ってみたくなる」のは分かります。けれどね、その自然状態のまま(「生えているものは、全部引っこ抜いていい」という認識）ですと、かえって「野菜は売り場で買うもの」に繋がっていきそうに感じているので、いじっている子を見つけたら注意します。放課後など、保護者の皆様にもご協力お願いします。
　また、年中組さんがいつの間にかトウモロコシに「サニー」と名前を付けていました。「サニー、大きくなってね、がんばってね」と、口々に声を掛けています。まるで、クラスに新しく入ったメンバーのような扱い。
　名前をつけるだけで、子ども達は対象との距離を縮めるようです。つまり親しみを覚えるようです。「物語化」とも言えるでしょう。そう言えば日常の活動でも、「今日はみんな、魔法使いに変身します」「忍者に変身します」「飛行機に変身します」…そんなストーリーがあると、俄然意欲が出てくるものです。どうも脳はストーリーが好きらしいです(池谷さんの御著書に詳しいです）。特に「お手伝いしてほしい」等の時、ちょっとした演出として、使ってみてはいかがでしょうか？